結婚式の締めのスピーチの決まり文句と注意すべきこと
特に、結婚式という場面においては、しっかりとこの点に注意しておかなければなりません。
ここでは、結婚式のスピーチにおける二つの「締め」についてご紹介します。
最後を飾るのは新郎が一般的
まずは、結婚式全体の「締め」である新郎からの謝辞挨拶です。
スポンサーリンク
式へ出席してくれた皆様へ感謝の気持ちを伝える大事な場面であるとともに、今回の式をしっかり締めるための重要なシーンとも言えます。
新郎の謝辞については他のページで紹介していますので割愛しますが、場面に合わせてしっかりと決めれば、きっとその日の式を締めくくる素晴らしいスピーチとなるでしょう。
結びの言葉の決まり文句
結婚式において「締め」の言葉として使われる「結びの言葉」についてもご紹介します。いくつか例にあげてみましょう。
・これをもちましてお祝いの言葉とさせていただきます。本日はお招きいただきましてありがとうございました。
・お二人の前途がすばらしいものでありますように。本日は本当におめでとうございました。
・おふたりの幸せを祝し、私からのあいさつとさせていただきます。
・ご両家のさらなるご繁栄をお祈りして、祝辞とさせていただきます。
・おふたりの幸多い門出を心よりお祝い申し上げます。本日はおめでとうございました。
以上のようなものがあります。
ちなみに、よく「私からのごあいさつ」と言っている方がいますが、自分のあいさつに敬語の「ご」をつけるのはおかしいので、気をつけましょう。
こうした敬語・謙譲語の間違いは普段の生活でも重要なので、常に注意しておきたいところです。
スポンサーリンク
結びでスピーチ内容のフォローを考えた決まり文句
スピーチ内容がちょっと心配な場合にはこのような言い方もあります。
・喜びのあまり、つい口が過ぎました。お祝いの席に免じてお許し下さい。
・偉そうなことを申し上げてしまいましたが、おふたりを思っての言葉とご解釈いただければ幸いです。
忌み言葉、重ね言葉に気をつけましょう
スピーチも結びとなると気が緩んで、普段の言葉を使ってしまうことがあります。
その際、結婚式においてNGとされている忌み言葉や重ね言葉をつい使ってしまったなんていう失敗もありますので、気をつけましょう。
・これをもちまして、私からの祝辞を終わります。
・ご両家のますますのご繁栄をお祈りして
(終わり=忌み言葉・ますます=重ねことば)
この二つは、つい口をついて言ってしまいがちなので注意しましょう。
「最後に」という言葉はよいという説もありますが、なるべくなら使わずに済ませたいものです。
せっかくの心温まるスピーチ内容も、結びの言葉がしっかりしないと決まりません。
「いい内容のスピーチだった」と、みなさんの心に余韻を残せるようにするには、やはり締めの言葉まできちんと考えておきたいものです。
だからといって、変に堅苦しい言葉を使おうとすると、いくらスムーズに言えたとしても、おそらく心がこもりません。
決まり文句といえども、自分の言葉にして心をこめて口に出すように心がけましょう。
スポンサーリンク