結婚式のスピーチを成功させるための例文集
上司や同僚、友達などの祝辞から浮かび上がってくる、新郎新婦の人となりや、意外な一面などを同席者の皆さんと共有でき、和やかな雰囲気を作ることができるのが素敵なスピーチの条件です。
ここではそんなスピーチができるようにいっしょに学んでいきましょう。
まずは基本を押さえましょう
慣れていない人は、まず何をどう話そうかと悩みますが、スピーチをうまくまとめるには、やはり基本形があります。
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(1)冒頭のあいさつ
祝辞でおきまりの定型句を一言述べる。
(2)自己紹介
自分の立場と新郎・新婦との関係を説明する。
(3)話の展開
人柄・エピソード・仕事の業績・格言の引用などをもとにして核の話をする。
(4)はなむけの言葉
二人のこれからの幸せな新家庭を応援し、時に励ましの言葉なども入れる。
(5)結びの言葉
定型句などに一言を添えてしめくくる。
これらの基本を踏まえていれば大きく外すことはないでしょう。
身近な話題を選びましょう
話の核となる部分ですが、いろいろな立場の方が集まっている場の中の、唯一の共通項は新郎新婦です。
聴衆の皆さんが興味を持ってくれるのは、この新郎新婦の人柄を表していたり、こんなエピソードがあったといったような話でしょう。
お祝いの席ですから、新郎新婦をおとしめるような話を避けるのは常識です。
また、会社の上司などに多いのが、宣伝かと思うくらい会社の紹介が長かったり、仕事内容を細かく説明したりすることです。
そこはさらっと簡単に済ませ、新郎新婦に関係のある事柄をメインに話しましょう。
メモを用意しましょう
メモを見ながら話すのは恥ずかしいことではありません。
それどころか、メモも用意せずにつまらない話を延々としたり、話があちこちに富んだりすると、聞く方はだんだんうんざりしてきます。
それよりは、箇条書きでよいので、きちんと流れをメモした紙を用意しましょう。
ただし、セリフのように棒読みするのはいただけません。あくまでもメモ書き程度にしておくことが成功させるコツです。
自分の言葉でゆっくりと話しましょう
緊張のあまりふだん使わない言葉を使ってしまったり、言いたいことが出てこなかったりした経験は誰にでもあるでしょう。
結婚式のスピーチはお祝いの場です。祝う気持ちを持てば、そこにいる皆さんは同じ気持ちなので多少のへまは笑って見過ごしてくれます。
肩の力を抜いて、自分の言葉で話しましょう。
緊張すると早口になってしまう人もいるでしょう。早口になると焦った気持ちも倍増します。
ふだん話す時よりも幾分ゆっくりめに話すのが成功のコツです。
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結婚式で使える例文紹介
ここからは実際に式で使える例文をご紹介します。内容についてはある程度ご自身でアレンジを加えてご利用ください。
例文1:結婚式での主賓のスピーチ
ただいまご紹介に預かりました、株式会社××の○○でございます。
本日は、このように盛大なご結婚披露宴におまねきいただき、まことに光栄です。
ご新郎、ご新婦、ならびにご両家の皆様がたにおかれましても、心よりお祝い申し上げます。
諸先輩方をさしおき、はなはだ僭越とは存じますが、お祝いの言葉を申し上げます。どうぞご着席ください。
私が新郎と最初に会ったのは、〜
・・・・・・
本日より結婚生活が始まります。○○くん、△△さん、ぜひとも今日の感動を忘れずに、二人で力を合わせて明るい家庭を築いていってください。
新郎新婦ならびに、御両家の皆様の末長いお幸せを祈念いたしまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。本日はまことにおめでとうございました。
例文2:結婚式での友人代表のスピーチ
ただいまご紹介に預かりました山田と申します。○○くん、△△さん、ご結婚おめでとうございます。
ご両家のご親族の皆様、まことにおめでとうございます。
新郎の○○くんとは、高校のときからの付き合いで〜
・・・・・・
本日はおめでとうございます。 みなさまご静聴ありがとうございました。
例文3:結婚式での父親のスピーチ
新郎の父、□□でございます。本日は皆様お忙しい中、二人のためにお集りいただき、本当にありがとうございます。
また、先ほどは仲人様をはじめご来賓の皆様、および御列席の皆様から本当に温かなお言葉を頂戴し、厚く御礼申し上げます。
(親としての気持ちなど)〜
・・・・・・
なにぶん、まだ若い二人でございます。これからも皆様にご指導をあおぐことが多いかと存じますが、どうぞ末永くお引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。
本日はまことにありがとうございました。
例文4:結婚式での乾杯のスピーチ
ただいまご紹介に預かりました、株式会社××の営業部長を務めております○○と申します。
本日は、△△、□□ご両家のこのようなおめでたいご結婚の席にお招き頂き、まことにありがとうございます。
両家の皆様、本当におめでとうございます。僭越とは存じますが、ご指名によりまして、乾杯の音頭を務めさせていただきます。
私は、新郎●●君と同じ職場です。彼は職場ということもありますが、いつも話し方や表情が真剣そのもの。
しかし本日はとても和やかなにしており、微笑ましく感じます。今後もその穏やかな表情のまま、▲▲さんといっしょに明るい家庭を築いてください。
それでは新郎新婦の輝かしい未来と、ご両家のますますの繁栄を祈念し、乾杯したいと思います。みなさま、ご唱和ください。お二人とご両家のお幸せを祈念致しまして「乾杯!」。どうもありがとうございました。
例文5:結婚式での新郎のスピーチ
本日はお忙しい中、私どものためにお集りいただき、本当にありがとうございました。
ただいま、仲人様をはじめご来賓の皆様、ならびに御列席の皆様より温かなお言葉を頂戴し、心より御礼申し上げます。
私たちは3年間、二人で愛を育み、そして本日になりようやく今日という日を迎えることができました。
こうして皆様からの温かな励ましのお言葉を頂戴し、幸福をかみしめると同時に、改めて身の引き締まる思いです。
私たちは未熟ではございますが、互いに助け合い、笑顔に溢れた明るい家庭を築いて参りたいと思っております。
どうか今後とも末永くお引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。本日はまことにありがとうございました。
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