結婚式のスピーチのネタ探しはどうすればいいですか?
祝福していることを伝え、新郎新婦を上手にほめるというのは、意外と難しいものです。
どんなことをスピーチの核にしようか、その導入はどうしようか、まとめにどんなことを言おうかなど、定型通りだと祝福を伝えきれないような気がするけれど、定型に外れすぎるとまとまりがつかなくなる……など悩みは尽きません。
すっきりと簡潔ながら温かみのある、そしてできれば笑いで和やかさを出せるようなスピーチをしたいと誰もが願っていることでしょう。そこでまずはネタ探しです。
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インターネットを活用してみましょう
世間の人はいったいどんなスピーチをしているのだろうということで、だいたいの概要を知るためにもインターネットで検索してみましょう。
たとえば「結婚式 スピーチ 文例」といった言葉で検索すれば、複数の例が見つかるはずです。
※本サイトでもいろいろな文例をご紹介していますので、ぜひご覧ください。
それを参考にして、無難なスピーチの定型をチェックしてみます。
そのあと「友人」「上司」のように自分に合った項目を加えて検索すると、具体的な例が見つかります。
核になるエピソードを決めましょう
一生に一度の結婚式で、スピーチを依頼されるくらいなのですから、新郎または新婦と共通の思い出があるのではないでしょうか。
今までのことを思い出して、その中から結婚式のスピーチとしてふさわしいものとふさわしくないものを箇条書きで書き出してみましょう。
暴露的な内容の思い出や下ネタにつながるものは排除し、その人の人柄に触れ、好感のもてる思い出もいくつか掘り起こされてくることでしょう。
そのうちに、きらりと輝くエピソードを思い出すのではないでしょうか。
会場に参列している新郎新婦のご家族やご親戚、会社の関係の方々ということを想定して考えていったならば、ふさわしいネタも限定されていくはずです。
また、会社の上司や社長など個人的にそれほど深く接していない方にはこんな手法もあります。
職場の人に「(新婦の)花子さんとは?」みたいなアンケートをとって、それをもとに自分の印象を加えていくと、人となりが浮かび上がってきます。
エピソードに、肉付けをしてみましょう
そのエピソードに導入するために使えるものとして、歴史上の人物の名言や、ニュースなどで話題になっていること、身の回りで最近あった出来事などがあります。
歴史上の人物の名言を使う場合の注意点
歴史上の人物だけでなく、現役のアスリートなどの名言もつかえます。
注意点は「有名すぎる名言は避ける」ことです。あまりに定番で、誰もが知っているような名言をネタにしたスピーチは「ああ、またか、ありふれている」と思われがちです。
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逆に、ほとんど人が名前を知らない無名の人物の言葉もNGです。
それならば、たとえば新郎の会社の社長の口癖などを持ってくる方が面白く自然にネタにつなげることができます。
導入部分の役割は、聴き手に関心をもってもらうことです。それを踏まえて探しましょう。
ニュースなどで話題になっていることを使う場合の注意点
不幸な事故や不安な情勢について触れるのはふさわしくないと、誰もがわかっていると思います。
おめでたいニュースなどを導入部に持ってきて、話をつなげるように心がけましょう。
ただ、時事ニュースなどは先に使われてしまう場合があるので、一番最初にスピーチをするのでない場合は、プランBを必ず用意することをお勧めします。
身近な出来事を導入部にする場合
自分の身の回りでおきた出来事を、スピーチの導入部にするという方法もあります。
その際は大きな出来事である必要はありません。たとえば「先週末に街で、ほほえましい家族連れを見かけました」といった、小ネタでいいのです。
続けて「その時、新郎の太郎くんとの子供のころの、こんなエピソードを思い出しました」といったように、現在から過去に聞き手をいざなう無理のない流れをつくることができます。
スピーチを考えるうえで大切なこと
大切なのは、聞き手とあなたが、気持ちを共有できるスピーチになるようにつくることです。
結婚式のスピーチは、新郎新婦をほめ称えることが目的なのではありません。あなたが知っている、新郎または新婦の魅力をそこにいる皆さんに紹介し、共有するのが結婚式スピーチです。
「あなたがしたい話は 招待客が聞きたい話なのか」
それをいつも頭に入れてスピーチを作ってみましょう。
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