結婚式のスピーチで気をつけたい禁句にはどのようなものがありますか?
スピーチでも、「忌み言葉(いみことば)」「重ね言葉」には十分には気をつけなければなりません。
結婚式や披露宴は新郎新婦にとって一生に一度の晴れ舞台ですので、スピーチなどの際にはうっかりとそういった言葉を使ってしまってひんしゅくを買わないように注意しましょう。
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忌み言葉とは
縁起の悪いとされている言葉のことを「忌み言葉」と呼びます。
結婚式では「別れる」「切れる」「離れる」などの離婚を連想する言葉や、「終わる」「最後」などがそれにあたります。
どうしてもスピーチで、そのような言葉を使わなければいけない場合は、違った単語を使いましょう。
たとえば「これで私のお祝いの言葉を終わります。」というよりも「お祝いの言葉といたします。」としたり、「最後になりますが、どうぞお幸せに。」を「結びになりますが、どうぞお幸せに。」などと言い換えるといいでしょう。
重ね言葉とは
「くれぐれも」や「たびたび」など、同じ言葉を繰り返すのを重ね言葉と呼び、これも再婚や再縁をにおわすということで結婚式では縁起の悪い言葉とされています。
テンポもよく、ついうっかり使ってしまいそうな言葉なので、スピーチをする際には、注意が必要でしょう。
次の文例で禁句(忌み言葉、重ね言葉)をチェックしてみましょう
太郎さん、花子さん、このたびはご結婚、おめでとうございます。ご両家の皆様にも心よりお祝い申し上げます。本日はこのような盛大な結婚式にお招きいただきありがとうございます。
私は花子さんの小学校からの友人で山田洋子と申します。花子さんとは小さいころからちょくちょく家を行き来し、学校から帰るときもいつもいっしょでした。二人でいると飽きることがありませんでした。
私はおっちょこちょいなところがあるので、よく転んで服を破ったり花瓶を割ってしまったりということがあったのですが、花子さんはそんな私を疎んじることなく、優しく接してくださいました。
一時期は仕事が忙しかったりして、少しの間連絡が途絶えることもありましたが、会えばすぐまた元の友情が復活しました。
花子さんが結婚してしまうということで、今までの友情も終わってしまうのではないか、花子さんとの時間を失ってしまうのではないかなどいろいろ考え、さみしい気持ちもありましたが、先ほどケーキをお二人で切っている幸せそうな姿に感動し、泣いてしまいそうでした。
そしてこの二人ならきっと、変わらぬ付き合いをしてくれると思いなおしました。
太郎さん。花子さんのことをくれぐれもよろしくお願いします。ますますのお二人の幸せを願って、お祝いのスピーチとさせていただきます。
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いくつ見つかりましたか?
忌み言葉
・帰る
・飽きる
・転んで
・破ったり
・割ったり
・疎んじる
・途絶える
・また
・終わってしまう
・失ってしまう
・切っている
・泣いて
重ね言葉
・ちょくちょく
・いろいろ
・くれぐれも
・ますます
禁句は上記の16個でした。皆さん全部気づきましたか。まさかといった言葉が禁句だったりするので、スピーチをする場合にはじゅうぶん気をつけましょう。
ちなみに、文中の「さみしい」は忌み言葉になるかが微妙な言葉です。相手がとても大切な存在であるかを表すには良いですが、基本的は使わない方が無難ですね。
忌み言葉や重ね言葉に注意しながら、素敵なスピーチをしてください。
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